高齢者は、ちょっと上質な物をあげると喜びます。 - 親のような高齢者は、なぜ?伝統工芸品を好むのか?

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高齢者は、ちょっと上質な物をあげると喜びます。

職人の手作りでちょっと値段が高めの和柄は人気が高いです。
眼鏡ケースやがま口、パジャマや布団、傘や帽子、手鏡や小物入れ、手ぬぐいやバッグなど、探すとたくさんあります。

それでは、和雑貨は、なぜ、お年寄りに人気があるのでしょうか?

日ごろ使う物に、日本人独特の美意識が注がれた芸術性の高さが人気の秘訣です。
その芸術性を理解できるのは、子供ではなく、日本の伝統文化に精通しているご年配者なんです。
茶道や、窯焼きなどの伝統工芸を教える教室は、大人の趣味の場になっています。

数ある和雑貨の中でも、そもそも日本人は、陶磁器が好きなんです。
陶磁器は、食卓を豊かに彩るだけの物ではなく、好みの物をコレクションとして収集したり、自分で焼いて作ったり、柄を描いたりと、様々な楽しみ方ができます。

佐賀県の有田焼、岐阜県の美濃焼、長崎県の波佐見が有名ですが、
日本独特の和食の文化を背景にして、陶磁器は発展してきました。

例えば
・料理を食べるときに、器を手に持って、食べる習慣から、
手触りの良いものが作られました。
・料理の熱さが、手に伝わりにくいようにと、ちょっとした心遣いから陶器が選ばれるようになりました。
・軽くて持ちやすいサイズが好まれました。
・器は直接口に触れるため、唇への当たりの良さが求められました。
・四季折々の食材を使用するため、器にも四季を感じさせるものが望まれました。

そして、何よりも、わざわざ我が家まで、お越し頂いたお客様を最高に、おもてなしをするために、美意識が注がれました。来客に見て頂き、喜んでもらうことが重要視されました。

和食では、素材も、形も、異なる食器を料理に合わせて変えるため、料理を乗せる器が多様化してきました。
そこに、日本人固有の美に対する強い意識や、おもてなしの心、自然観が加えられて、独特の芸術美を生み出しています。

日用品でありながら、芸術美を持ち併せた陶磁器は、奥が深いんです。


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